前回は失敗したが、CodeReposにあるNanoAで再挑戦してみる。
NanoAの配布元は0.16が最新だったが、CodeReposの最新版は、バージョンが0.17であった。
CodeRepos版は開発版ということで、そのまま使えるはずだったのだが、Windows上で使うには少し工夫が必要だった(詳しい説明は「lib/NanoA/Config.pm」に書いてあるので、そちらを読もう)ので、将来のため(?)に手順をメモしておく。 まず、CodeReposからsvnで外部参照ごとチェックアウトする。
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次に「nanoa.cgi」と同じフォルダに「nanoa-conf.cgi」という名前のファイルを作成する。その中身はとりあえず以下のとおりにしておく。
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ついでに、同じフォルダに新しく「var」というフォルダを作っておく。
ここまでやってから、nanoa.cgiにブラウザでアクセスすると、管理用パスワードの設定画面になる(はず)。
開発版のまま使うのならこれでOK。
NanoAには、配布版を作成する機能があるのだが、Windows上では簡単には動かない。
が、とりあえず、nanoa.cgiを作ればあとは何とかなるので、それもついでにメモしておく。
nanoa.cgiと同じフォルダの「Makefile.PL」を少し変更する。
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この状態で、いつものように「perl Makefile.PL」→「dmake」としたあと「dmake nanoa」とする。
途中で「tar」がない、あるいは、tarコマンドに失敗した、とか言われるが、「dist-cgi」の中にバージョン名(今回は「0.17」)のフォルダがあり、さらにその中に配布版「nanoa.cgi」ができています。
あとは、その新しくできた「nanoa.cgi」と同じフォルダに「appフォルダ」と、MENTAから「extlibフォルダ」をコピーしてやれば、ほぼ配布版ができあがり。
必要なら「.htaccess」や「nanoa-conf.cgi」、「varフォルダ」もコピーすれば使える。
ちなみに、現在のCodeRepos版は、extlibをMENTAと共有して使えるので、devel.nqou.netではextlibをルートにおいてNanoAとMENTAで共有しています。