CGIでは、環境変数と呼ばれている特殊な配列がある。この例ではそのうちの「HTTP_REFERER」を使って、JavaScriptでいう「history.back()」や「history.go(-1)」を、中身ごと書いてしまおうという計画。まあ、今の場合は意味無いけど・・・。ただ、「戻る」とは言っても、実際には「進んで」いるので表現としては違うのかもしれない。
環境変数は「$ENV{‘HTTP_REFERER’}」の様に「ENV」という特別な「連想配列」のことを示している。「連想配列」とは文字列によってその値を参照や変更ができるような配列のこと。環境変数はあらかじめ設定されていて、その都度サーバー(?)によって変更されている連想配列と考える事ができる。解釈が正しいかどうかは別にして。
JavaScriptでは、オブジェクトを参照するときには「name」や「id」で設定している「文字列」が配列としてそのまま利用できた。perlでは連想配列と、普通の配列は区別されているようだ。
ちなみに、配列全体を表すには「@」、連想配列全体を表すには「%」を頭文字につける必要がある。配列、連想配列は参照の仕方が変わっているので注意が必要だ。これらは単独で参照するには「$」が頭につく。
実は、変数も「$」を頭につけるので、ややこしい。しかも、これらは独自の空間を持っていて「$aaa」と「@aaa」と「%aaa」はまったく別のものとなる。混乱しそうだ。
このサンプルでは、「if文」を使って「HTTP_REFERER」が無いときは表示しない様にしてある。「if文」自体はどの言語も似たようなものだけど、perlでは「else if」が「elsif」になってる。最近はそうなのかな?ここではまだ使ってないけど、間違えそうでちょっと恐い。
・・・時は過ぎ・・・
環境変数はCGIをする楽しみの一つだと思う。JavaScriptでもuserAgentとかは取得できるけど、CGIならもっと多くの情報を取得できるから。
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#!/usr/bin/perl
@styles=("../../ipp.css","../test.css");
{
&printHeader("テスト4");
print "<div class=test>\n";
if($ENV{'HTTP_REFERER'}){
print "<a href=\"$ENV{'HTTP_REFERER'}\">戻る</a>\n";
}else{
print "・・・どうやら失敗のようです・・・。";
}
print "</div>";
&printFooter;
exit;
}
sub printHeader{
print "Content-type: text/html\n\n";
print "<html lang=ja><head><title>$_[0]</title>\n";
foreach $st (@styles){
print "<link rel=\"stylesheet\" type=\"text/css\" href=\"$st\">\n";
}
print "</head><body>\n";
print "<div class=head>\n";
print "<h1>$_[0]</h1><hr>\n";
print "<a href=\"../../../index.htm\">Home</a> / <a href=\"../../\">Perl</a> / <a href=\"../\">TestCGI Index</a>\n";
print "<hr></div>\n";
}
sub printFooter{
print "<div class=foot>\n";
print "<hr>\n";
print "<a href=\"../../../index.htm\">Home</a> / <a href=\"../../\">Perl</a> / <a href=\"../\">TestCGI Index</a>\n";
print "<hr>\n";
open(IN,"../../sig.txt");
while ($sig=<IN>){print $sig;}
close(IN);
print "</div>\n";
print "</body></html>\n";
}
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